長年使い込んだキッチンを最新のシステムキッチンにリフォームすることを決めた私は、まずその工事期間が生活に与える影響を真剣に検討しました。キッチンは家庭の心臓部であり、それが使えない期間は日々の食事作りが完全にストップしてしまうからです。一般的にキッチンのリフォーム期間は、既存のキッチンの解体から新しい設備の据え付け、ガスや水道の接続までを含めて、三日から五日程度と言われています。しかし、これは床や壁の内装工事を含まない場合の最短コースです。私の場合、キッチンの位置を少し移動させ、壁紙やクッションフロアも新しくすることにしたため、最終的な工期は一週間と提示されました。この七日間、家の中でどのような工夫が必要かを家族で話し合いました。工事初日は、朝から激しい解体音が響き渡り、古いキッチンがあっという間に運び出されていきました。二日目と三日目は、配管の位置を変えるための基礎工事と電気系統の整備が行われ、キッチンのあった場所は一時的に空洞の状態になります。この期間が最も不便で、電子レンジや電気ポットをリビングの隅に移動させて、レトルト食品や近所の惣菜で凌ぐ日々が続きました。四日目に待望の新しいシステムキッチンが搬入され、職人さんたちが手際よく組み立てていきます。五日目には食洗機や換気扇の接続が完了し、六日目には周囲の壁紙が綺麗に貼り替えられました。最終日は全体のクリーニングと動作確認が行われ、ようやく新しいキッチンが私のものになりました。リフォーム期間を一週間と見積もっていましたが、実際に経験してみると、その前の準備期間がどれほど重要だったかを痛感します。カタログを見比べ、ショールームを何軒も回り、数ミリ単位のサイズ調整に頭を悩ませた一ヶ月間があってこそ、この一週間の工事がスムーズに進んだのです。リフォームの期間を考えるとき、私たちはつい工事の数日間に目を奪われがちですが、納得のいく仕上がりを手に入れるためには、その数倍の時間をかけて「何をどう変えたいか」を明確にする作業が不可欠です。工事が終わった日の夜、真新しいキッチンで最初に作ったシンプルな味噌汁の味は、少しの不便を乗り越えた達成感も相まって、格別なものに感じられました。これからキッチンリフォームを検討する方には、工事期間中の外食費やストレス対策も予算と計画の中にしっかりと組み込んでおくことを強くお勧めします。
憧れのキッチンリフォームにかかる日数