毎年恒例の年末の大掃除は、我が家にとって家中の網戸を総点検する大切なイベントです。以前は父親である私が一人で黙々と作業していましたが、子供たちが大きくなるにつれて、今では家族全員で網戸の脱着と洗浄を分担するようになりました。子供たちにとって、網戸がどのようにサッシに固定されているのかを学ぶことは、身近な物理や工学の勉強にもなっているようです。まず「研究発表」として、網戸の上部にある外れ止めの仕組みを子供たちに説明します。ネジを緩めるとロックが解除され、網戸が上に動くようになる様子を見て、長男は「なるほど、これで地震が来ても落ちないようになっているんだね」と納得した様子でした。外し方の練習では、私が室内側で支えながら、子供たちに網戸を持ち上げさせ、下部をゆっくりと手前に引く動作を体験させます。重い網戸をバランスよく扱うことの難しさを知り、道具や設備を大切に扱う気持ちが育まれているのを感じます。外した後の網戸は庭に運び、妻と長女が担当する「洗浄ステーション」へと送られます。ここでは、網を破らないように優しい力加減でブラシを動かすコツを伝授します。網戸を外した後のサッシのレール部分も、この機会に徹底的に掃除します。レールに砂が溜まっていると網戸がスムーズに動かず、次に外すときにさらに苦労することになるからです。家族全員で一つの目標に向かって作業を進める中で、自然と会話が弾み、「こっちの網戸は少し網が緩んでいるから、来年は張り替えに挑戦しようか」といった将来の計画も生まれます。一通り綺麗になった網戸を、再び家族で協力して取り付け、最後に外れ止めをカチッとロックするまでが我が家のルールです。自分たちの手で綺麗にした網戸越しに見る景色は、いつもよりずっと鮮明で、家族の絆も深まったような気がします。網戸の外し方を家族で共有することは、単なる家事の省力化ではなく、住まいという自分たちの居場所を全員で守り、育てていくという文化の継承でもあります。
家族で挑む大掃除と網戸の外し方の研究